定期的に出てくるこの話聞いたことある人も多いと思います。特に右思考の強い人でしたら聞いたことあるんじゃないでしょうか
男女共同参画予算9兆円
この話をしたいと思います
男女共同参画9兆円とは
これだいぶ前からあるんですよね。
この画像見たことある方も多いんじゃないでしょうか
いまだにXに現れたりしています。
男女共同参画は内閣府の男女共同参画局でやってます。
一応リンク張っておきますね。
これが予算の概略です。
上記の記事が出た当時は9兆くらいだったのでしょう。
現在は総額で10兆円以上になっています。
さて上記のXからの切り抜きですが、主張としてはこんなカルチャーセンターみたいなもんに9兆使いやがって更に韓国関連多いしけしからーんという主張のようです。これが本当かといいますとデマということになります。
各地にある男女共同参画センターは貸しスペースを施設で運営しており、ここで行われた民間イベントや男女共同参画のイベントでそれらしいものを列記したようです。
右思考の考えの場合非常にこの手のデマに引っかかりやすいということになります。
ご注意ください。
これだからネトウヨはと揶揄される原因にもなりかねません。
実際この予算はは妥当なの?
リンクの資料を見ると、
上の目的とする施策、事業部分で3191億円
下の形成に効果を及ぼす施策、事業で10兆2392億円となります。
膨大ですね。
少し中を見てみましょう
各管轄省庁からの事業の発案に予算が割り振られているということでしょうか
少しこれは男女共同参画関係薄いのでは?と思われるものも入っています。
問題になるとすればこの事業を男女共同参画で行うことが妥当か否か?でしょう。
予算は労働保険特別会計から出ています。
特別会計のリンクは以下です
労働特別会計の立て付け
上記の厚生労働省のページから引用しました。
勘定は3件あります。いずれも一般会計から算入金がありますね。
いつも足りない足りないと騒いでいる一般会計です。
ちょっと明瞭ではないのですがこの支出の中に男女共同参画の予算が入っているのでしょうか?
どうも労働特別会計の収入金額に対して男女共同参画の予算が大きいように思います。(明確ではないですが特別会計の方が小さい)
労働特別会計が3勘定合計しても9.15兆円です。
男女共同参画の総費用は10兆円以上あります。
根本的に見方が間違ってるのか他に勘案する勘定があるのかわかりませんがどうなっているのでしょう。
支出が適当であるかは結局のところ行っている事業が妥当か?
と
足りないといわれている一般会計からの算入金があることを考えると足りない一般会計からわざわざ引っ張っていくほど大事な事業ですか?優先性が高いでしょうか?
と言った事でしょう。
カルチャーセンターのイベントのようなものに9兆円も使っているというのはデマですが、反面実際の男女共同参画事業が一般会計の予算を食いつぶしてまで行う事か?というと何とも言えない歯切れの悪い主観しか得られません。
少し中を見てみましょう。
②の資料の中にこの項目があります。
第7分野 生涯を通じた健康支援 | 所管 | 予算(千円) | |
生涯にわたる男女の健康の包括的な支援 | 厚生労働省 | 22,351,920 | |
子ども家庭庁 | 12,364,093 |
金額にカッコ書きがありませんので一般会計からの算入金が充てられています。
こども家庭庁(こどもかていちょう、英語: Children and Families Agency)は、日本の行政機関のひとつ。政府で所管する子どもを取り巻く行政分野のうち、従来は内閣府や厚生労働省が担っていた事務の一元化を目的に設立された内閣府の外局であり[3][5]、2023年4月1日に発足した[6][7][8]。
ウイキペディアから引用
もともと厚生労働省が担っていた部分を受けついだのが子ども家庭庁
単一の省庁が行っていたことを二つの省庁に分け、その両方に支出しています。
ここからどういう名目で実際の事業に充てられたかは追いきれません。当方の能力不足でしょう。
ただし、各省庁は様々な法人を所管しており多種多様な事業を行っています。
ざっくり管轄法人を数えてみました。
管轄法人
所管法人数 | ||
厚生労働省 | 36 | |
子供家庭庁 | 2(他の省庁と共管) |
数は検索して数えました。漏れや間違いがある可能性もありますがなかなかの大きな数字です。
さて、ここをどう考えるか?ということですが、、、
事実として見えている事
・単一の省庁が行っていたことを二つの省庁に分けたものに同じ名目で支出している
・省庁には管轄法人があり様々な事業を行っている。
・法人には役員がいる(法律により役員の設置が必要。だれがなっているかは別問題。)
管理人がどこまで追うことが出来たか?
男女共同参画の目的内容によりどの省庁にどれくらい予算を配分したか?←ここまでです。
その予算が実際にどういう事業にどう支出されたかは追いきれませんでした。
どなたか能力の高い方が検証できれば良いのですが見えません。
この見えないということが大きなデメリットの一つであると思っています。
ほとんどの人はそれが必要なら支出は仕方がないと考えると思いますが、それを考えるに際し分りにくくては判断もできず、たとえそれが絶対必要な施策だとしてもある種の疑いをもってしまいます。
それが嘘偽りがデマとなって広がる原因の一つかもしれません。
結局のところ、わかりにくいということは誰の得にもならないということでしょう。
まとめ
・デマに要注意。
・一般会計と特別会計の関係や金の流れの解りにくさが妥当性の検証の邪魔になっている事は事実だと感じています。
以上ご覧いただきありがとうございました。
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